市民をバカにした行為だ。勤務時間中、上司の目を盗み、弁当を注文するため「中抜け」を繰り返していたとして、神戸市水道局の男性職員(64)が15日、減給処分を受けた。

 職員は昨年9月〜今年3月にかけ、勤務時間中の午前11時30〜40分の間に職場から約100メートル離れた、往復約3分の洋食屋に出かけ、計26回、弁当を注文していた。

「その店は昼は弁当を販売していて、600〜700円程度の弁当を注文していました。電話でも注文できるのですが、本人は『気分転換を兼ねていた。事前に注文をして行くほうが比較的スムーズに受け取れる』と言い訳していました。大体、週1、2回程度で、他の日はちゃんと昼休みに駅のほうまで外食に行っていたようです」(市役所関係者)

 この職員は60歳で定年退職し、再任用され、出先の事業所で週4日間、午前8時45分〜午後5時30分までの勤務で、昼休みは午後12〜1時だった。仕事は内勤で、水道管の維持管理に必要な資材の在庫整理をしていたという。

わずか3分の中抜けで処分されるなら、トイレやタバコはどうなのかといった声もネット上などで上がっているが、“厳罰”になったのには理由があった。

 今年2月、同市環境局の62歳の職員が、勤務時間内に92回、弁当を買いに行ったとして、停職1カ月の懲戒処分を受けた。

「この件を踏まえ、全庁的に綱紀粛正の文書を発出し、以後、気を付けるようにと注意喚起していました。にもかかわらず、中抜けをやめるどころか、所長が朝礼なり、直接口頭で『勤務時間はきちんと守るべきや』と注意していても、やめようとせず、隙を見ては抜け出していた。3月19日、所長がふと部屋の窓から外を見たところ、職員が職場から出て行く姿が見えたため、本人に問い質し、処分となったのです」(前出の市役所関係者)

 処分内容は「半日分の減給」で、労働基準法で定められている減給の上限いっぱいの金額。過去3カ月の平均賃金の1日分の半分だ。平均賃金が月30万円だとすすると、1日1万円なので半額の5000円になるという。上限いっぱいとはいえ、わずか5000円とは……また“中抜け”癖が出なければいいが。

2018年6月19日
日刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/231483/1

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