サバの缶詰が生産量でついにツナ缶を逆転、ブームの背景に何があるのだろうか。

 まるまる1匹こんがり焼き上げられたサバ。7月2日は半夏生。福井では、夏の栄養補給に昔から焼きサバを食べる習慣があるという。
 地元の人:「こういうのを食べて元気になろうかなと」
 そんな習慣がない人も2日はサバ缶でどうだろう。豆腐と、ほぐしたサバを混ぜ、みそなどと合わせれば冷汁になる。サバ缶は今、おじさんのおつまみから家族のおかずに変身。都内スーパーの缶詰売り場だ。王者・ツナ缶のすぐ下、ドドンとのさばっているのはサバ缶だ。ちょうどツナの2倍の商品数だ。というのも、この店でもツナよりサバの方がよく売れているからだ。あちこちに積まれたサバ缶。この店舗ではツナの4倍近く売れているという。全国の生産量を見てもツナ缶を抜いて、とうとうサバ缶がトップに躍り出た。人気の理由は、やはり…。
 スーパーの客:「安いしね。みそ汁の具なんです」「下ごしらえ必要ない。開けてパッと使えるのがいい」
 業務スーパー日野百草園店・小俣真人店長:「時間短縮と100円を下回る値段」
 味も水煮やみそ煮だけではない。極洋ではカレーにトマト味。現在、14種類ある。2日は、簡単にできるレシピを教えてもらった。ゆでたもやしと調味料を入れて、あえればサバ缶ともやしのナムルの出来上がり。ほかにも、これからの時期に食べたいそうめんにサバ缶とめんつゆを合わせてつけ汁にしてもかけてもいいという。
 極洋商品開発部・相川公子さん:「長期保存ができるので、買い物に行く必要がまずありません」

2018/07/02 17:33
テレ朝ニュース
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