死刑が執行されたオウム真理教の元代表松本智津夫元死刑囚(63)の遺体について、法務省が元死刑囚の四女(29)への引き渡しを検討していることが7日、関係者への取材で分かった。

 執行前、松本元死刑囚が「遺言」を残したという。

 四女は、教団後継団体との決別を宣言し、松本元死刑囚ら両親と「縁切り」している。松本元死刑囚の刑が執行された6日には、「一度の死刑では足りないほどの罪を重ねたが、彼を知る人間の一人として今はその死を悼みたい」とするコメントを発表した。

 四女に遺体を引き取る意思があるかどうかは不透明だが、妻(59)や三女(35)ら他の親族は引き取りを希望しているとみられる。

 法曹関係者によると、執行された死刑囚の遺体は、本人の遺言などによる指定がなければ、配偶者を最優先に引き渡される。仮に四女が引き取りを拒否した場合、妻に引き渡される可能性が高いという。

 妻は後継団体「Aleph(アレフ)」と関係があるとされ、公安当局は、妻が引き取った場合、元死刑囚の「神格化」が進む恐れがあるとして、警戒を強めている。

 四女は2017年、代理人の滝本太郎弁護士とともに記者会見し、横浜家裁に松本元死刑囚ら両親を相続人から外すよう申し立て、同年10月に認められたと発表。子どもからの申し立ては異例で、四女は「家族の下を離れ、信仰とも完全に決別している」と話していた。 

7/7(土) 20:39
時事通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180707-00000097-jij-soci

★1が立った時間 2018/07/07(土) 20:52:57.90
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