2023年春に開業を予定する北陸新幹線金沢―敦賀(福井県)の建設費に関し、国土交通省の試算による現行計画からの増加は2260億円に上ることが25日、関係者への取材で分かった。現行は総額1兆1858億円と見積もっており、上振れして1兆4千億円を超える見込みとなった。

 建設費の増加は、人件費の高騰や消費税率引き上げのほか、東日本大震災を受けて耐震性を強化したことが要因。沿線の石川、福井両県は追加の財政負担を迫られることになり、地元から不満が出る可能性がある。

2018/7/25 19:36
共同通信
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