今月行われる県職員などの採用試験の受験者に、県の担当者が誤ってほかの受験者のアドレスを見ることができる形でメールを一斉に送信していたことがわかり、県は受験者全員に謝罪するとともにメールを削除するよう依頼しました。

県によりますと今月10日、県人事委員会の職員が、今月23日に予定されている県職員などの採用試験の受験者に受験票が届いているか確認するため、メールを一斉に送信したということです。
その後、1時間ほどたってから担当者が送信履歴を確認したところ、メールを受け取った人が、ほかの受験者のアドレスを見ることができる形で送信していたことに気付いたということです。

メールを一斉に送信したのは合わせて248人で、県人事委員会では受験者全員に謝罪するとともにメールを削除するよう依頼したということです。
県人事委員会では再発防止策として今後、複数の相手に同時にメールを送る際は、ほかの人のアドレスが見えない設定になっているか複数の職員で確認させるとしています。

県人事委員会は「誤ってメールを送ってしまった方には、ご迷惑とご心配をかけ、おわび申し上げます。今後このような事案が二度と発生しないよう再発防止に努めていきます」とコメントしています。

09月12日 19時24分
信州 NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20180912/1010005594.html