毎日新聞 2018年12月10日 12時20分(最終更新 12月10日 12時33分)

 茨城県石岡市で今年2月、自宅で介護していた認知症の母親を絞殺したとして、殺人罪に問われた同市の無職、木内武史被告(58)に対する裁判員裁判の初公判が10日、水戸地裁(小笠原義泰裁判長)で開かれた。木内被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。11日に結審し、14日に判決が言い渡される。

 起訴状によると、今年2月26日午前5時ごろ、同市の自宅内で母よしさん(当時86歳)の首を両手で絞め、窒息死させたとしている。


 木内被告はよしさんの殺害後、近くの交番に自首。その後、別の部屋で兄の利一さん(当時59歳)の遺体が見つかった。事件前に餓死していたとみられ、木内被告は「体調が悪いのは知っていたが、死んでいるのは知らなかった」と供述し、罪に問われなかった。

 毎日新聞記者は5月から10回以上にわたり水戸拘置支所(水戸市)で木内被告に面会。木内被告によると、よしさんは2013年に認知症と診断され、利一さんと2人で在宅介護してきた。しかし症状が進行し、木内被告は昨年夏に勤務先を退職。さらに困窮が進んだという。事件当時、よしさんの口座には481円、被告の三つの口座には計805円しかなかった。【加藤栄、韮澤琴音】
https://mainichi.jp/articles/20181210/k00/00m/040/077000c

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