NHKニュース 2018年12月16日6時20分

南米コロンビアに、新たに日本センターが完成し、日本政府は、ここを拠点に日本語教育を充実させ人材の育成などに本格的に乗り出す計画です。
日本センターは日本とコロンビアの修好110周年を記念して日本政府などが、首都ボゴタのロスアンデス大学の構内に設立しました。

センターでは、大学で日本語を学んでいる200人の学生と協力して、市民向けに日本語講座などを行う予定です。

センター内には、日本の最新のインターネットシステムや温水洗浄便座のトイレなども整備されていて、日本企業の製品をアピールする拠点にもなっています。

日本語を学んでいるという女子学生は「日本の文化などを知るチャンスにもなり、将来、日本に行きたいと考える人が増えると思います」と話していました。

コロンビアは、政府と反政府ゲリラ組織が和解し治安が大きく改善しているほか、
日本とEPA=経済連携協定の交渉を進め、教育レベルも高いことから、有望な市場であるとともに優秀な人材を確保できるとして注目されています。

日本の森下敬一郎大使は「コロンビアの若者が日本について知る機会を提供し、日本企業に貢献できる人材が育つことを期待しています」と話していました。

※動画あり
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181216/k10011749011000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_027