高校生が学校で酒造り
(やまぐち県)

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20190322/4060002338.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

昭和から平成にわたり学校で酒造りの実習を続けている田布施町の高校生たちが
22日、県が開発した酒米を原料にしたもろみから原酒をしぼる作業に取り組みました。

田布施町の田布施農工高校では酒造りの伝統を受け継ごうと、昭和31年から
学校の敷地内にある施設で生徒たちが毎年酒造りを続けていて、今回は平成最後の実習となります。
生徒たちは去年10月以降、山口県で開発された「西都の雫」などの酒米の精米作業から携わり、
22日は11人が「もろみ」をしぼって原酒と酒かすに分ける「上槽」という作業に取り組みました。

生徒たちは150リットルの「もろみ」をおよそ8リットルずつナイロン製の袋に分けて移し、
「槽」と呼ばれる容器に積み上げていきました。
槽の下から白く濁った原酒が流れ落ちると、辺りには芳じゅんな甘い香りが漂いました。

原酒はタンクで保存して不純物を沈殿させるなどしたあと、来月中旬ごろには薄く色味がかった
「純米酒」が完成するということです。

田布施農工酒造蔵部の澤村陸翔部長は
「歴代最高の出来という評価もあるので、平成最後の締めくくりとして
ふさわしいお酒になればうれしいです」と話していました。

学校には酒を販売する免許がないため、残念ながら購入することはできず、
完成後、高校の教員に原価で提供されることになっています。

03/22 22:07