【パリ=共同】フランスでマクロン政権に抗議する黄色いベスト運動のデモが30日、20週連続で行われた。地元メディアによると、内務省は全国の参加者が約3万3700人だったとの集計を明らかにした。前週23日の約4万500人から減少した。

デモに伴う破壊行為や暴力を阻止するため、当局は前週に続き、パリのシャンゼリゼ通りなどでのデモを禁止した。パリでは禁止されていない地区で行われたデモに約4千人が参加したが、前週の約5千人からさらに規模は縮小した。

南部アビニョンでは市中心部でのデモは全て禁止されていたが、数百人が集まり警官隊は催涙ガスで対応した。南西部ボルドーでは過激派が加わったデモ隊と警官隊が衝突した。

2019/3/31 5:14
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43156440R30C19A3I00000/