2019年5月27日 12時22分
共同通信

 戦争博物館「大阪国際平和センター」(ピースおおさか、大阪市)が旧日本軍による加害行為の資料を展示から外した経緯を記載した文書を改装前に公開せず、知る権利を侵害されたとして、三重県の男性が大阪府と大阪市に損害賠償を求めた二件の訴訟で最高裁第3小法廷(戸倉三郎裁判長)は、府と市の上告を退ける決定をした。計10万円の賠償を命じた男性逆転勝訴の二審大阪高裁判決が確定した。24日付。

 二審判決によると、南京大虐殺や朝鮮人強制連行などの展示資料を、2015年の改装の際、大阪維新の会や自民党の府議や市議らが「自虐史観」と批判。ピースおおさかが展示物を撤去した。

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