「ヒトラーは薬物中毒だった」 ドイツ人作家が描く新たなナチス像

 ナチス・ドイツの独裁者ヒトラーは薬物に依存していた。ビタミン注射に
始まり、鎮痛薬や覚醒剤。会議前に1本、気分が優れず1本…。第2次大戦で
旧ソ連との戦闘が激しくなると、ほぼ毎日注射した。依存度が高まるにつれ
手の震えもみられる。やがて統率力を失い、ナチスは内部崩壊した―。
そんなドイツ史の知られざる一面を描いた歴史書が2015年、ドイツで
刊行され、話題を呼んだ。30カ国以上に翻訳され、映画化も企画されている。
日本では『ヒトラーとドラッグ―第三帝国における薬物依存』(須藤正美訳、
白水社)として出版された。著者はベルリン在住の小説家ノーマン・オーラー氏で、
薬物を処方したヒトラーの主治医テオドール・モレルのカルテなど史料数千点を
ドイツや米国の公文書館で調べ、史実を掘り起こした。3月下旬、来日した
オーラー氏にナチス・ドイツの薬物依存の実態や著書に込めた思いを聞いた。

(以下、ソース元にてご確認ください)


株式会社全国新聞ネット(2019/6/5 17:47)
(共同通信=外信部・平野雄吾)
https://this.kiji.is/507449169787913313?c=39546741839462401

ベルリン五輪の開会式で開会を宣言するアドルフ・ヒトラー=1936年8月1日
https://nordot-res.cloudinary.com/t_size_l/ch/images/508900437455258721/origin_1.jpg