大阪や兵庫で偽造はがき大量流通 阪神間で数百枚確認
6/12(水) 9:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190612-00000006-kobenext-l28

 兵庫県や大阪府の金券ショップなどに、日本郵便が郵便法に基づいて発行するはがきの偽造品が多数持ち込まれ、換金されていたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。はがきを押収した兵庫県警と大阪府警は、両府県を中心に多数の偽造はがきが出回っているとみて、郵便法違反や詐欺の疑いがあるとみて捜査している。

 捜査関係者によると、偽造はがきは、日本郵便が発行するはがきとよく似た紙質で、一見してすぐには本物と区別がつかない品質だった。兵庫県内では、阪神間を中心に少なくとも数百枚の偽造品が確認されているという。

 今年に入り、高齢女性が阪神間のリサイクルショップで購入したはがきが郵便局に持ち込まれ、偽造品であることが判明するケースなどがあり、多数の流通が発覚。両府県警は、何者かが、コピー機で偽造したはがきを金券ショップなどで売り、利益を得ていたとみて調べている。

 切手が必要のないはがきは、日本郵便が規格を定め、郵便料金を表す図柄を印刷して発行している。日本郵便近畿支社(大阪市)の担当者は取材に対し、偽造品の流通について「把握しておらず、過去の発生についてもほとんど聞いたことがない」としている。