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水ぶくれの足で営業1万歩 ヒール規定、各社に直撃取材
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宮地ゆう、栗林史子
2019年6月14日10時35分

 女性が職場ではく靴をめぐる議論が起きています。ネット上では、ヒールのある靴の着用を強制されることへの反対論や、苦痛からの解放を訴える「#KuToo」という言葉が広がり、署名運動にも発展しました。これに対し、根本匠厚生労働相は「女性にハイヒールやパンプスの着用を義務づける。これは社会通念に照らして業務上必要かつ相当な範囲かと思う」と述べています。女性の仕事中の靴に関する規則は、企業によってどのように定められているのでしょうか。苦痛を訴える女性の体験談と、制服での接客がある業界の企業22社への取材をもとに考えます。「仕事と靴」に関する体験や意見をkeizai@asahi.comメールするにお寄せください。(宮地ゆう、栗林史子)

 「#KuToo」運動に賛同して声を上げた忍足みかんさん(25)=ペンネーム=は、保険業界で外交員として働いています。

 彼女が勤める会社では、保険外交員は一定の高さのヒールがあるパンプス(足の甲の部分があいた靴)を着用すると決められています。ヒールのない革靴やローファーなどをはいていると上司から呼び出され、注意を受けるといいます。

同調圧力と冷たい視線
(リンク先に続きあり)