https://mainichi.jp/articles/20190615/k00/00m/040/330000c

児童館20代男性職員が子供に危険行為 ペーパーナイフの柄で児童を小突く 「指導のつもりだった」
毎日新聞 2019年6月16日 07時00分(最終更新 6月16日 07時01分)

 京都市西京区の市嵐山東児童館で今年5月、ペーパーナイフの柄で児童を20代の男性職員が小突く危険行為をしていたことが15日、分かった。同館によると、男性職員は行為を認め、「騒いで言うことを聞かないので指導のつもりだった」という趣旨の説明をしているという。同館は同日夜、保護者向けの説明会を開いた。

 関係者によると、男性職員は先月21日、学童保育の小学3、4年の児童2人に対し、ペーパーナイフの柄の部分を腹部に当てて小突いたり、シャープペンシルの先を腕に当てたりしたという。児童の訴えで発覚した。

 また、男性職員は以前勤務していた別の児童館でも同様の行為をしていたことを認めているという。

 運営する社会福祉法人「京都社会福祉協会」(同市上京区)は京都府警に経緯を報告、男性職員の処分を検討する。男性職員は同30日から自宅待機している。同館によると、男性職員は2017年4月から「児童厚生員」として同協会に勤務し、嵐山東児童館は2カ所目。同協会は「児童の命を守る職員としてあるまじき行為だ。再発防止のため、改めて職員を啓発し、児童・保護者のケアに努める」としている。【菅沼舞】