ハンバーガーチェーン「モスバーガー」の福岡市の店舗で、同社が定めた“使用期間”の切れた食材を使ったハンバーガーが客に提供されていたことが、内部告発によって明らかになったことが波紋を呼んでいる。
「モスバーガーでは使用期間を食材ごとに設定し、各店舗にその期間を過ぎた食材は廃棄するように徹底、作り置きも禁止しているはずでした。
しかし、福岡の店舗では“使用期間5分”のモスライスバーガー焼き肉の肉を作り置きし、数時間保温したものを提供していたという。
同店の店長は『人手不足から勝手な判断でやってしまった』と説明していますが、あくまで注文を受けてから作る“できたて”がウリのモスだけに、利用者から失望の声が続出しているんです」(社会部記者)

ネット上でも、《少々高くても作りたてが食べられるから使ってたのに》《他にも同じことやってる店舗があるのでは?》など、信用性を疑う意見が噴出している。
 
「モスは昨年秋に関東・甲信地域の19店舗で食中毒を出したことで客離れが進行し、2019年3月期連結決算は11年ぶりの赤字となったと、5月に発表したばかり。
それだけに期間切れバーガーの提供というのは、かなり印象が悪い。ただ、5分の期間切れは言ってしまえば大したことではなく、運営するモスフードサービス、
そしてフランチャイズ契約を結ぶ会社が、現場の“人手不足”の状況の把握と対策ができていないことが問題。
それが、期間切れでは済まない事態を引き起こす可能性もありますからね」(経済ジャーナリスト)
何とか“安全で美味しい”モスの評判を取り戻してほしいところだ。

https://www.excite.co.jp/news/article/Asageibiz_4281/
2019年6月18日 06:00