受験勉強を巡り、長男を殺害した罪に問われている。

 殺人の罪に問われている名古屋市の無職・佐竹憲吾被告(51)。起訴状によると、佐竹被告は2016年8月、自宅で当時小学6年生の長男・崚太君の胸を包丁で刺して殺害したとされる。名古屋地裁で開かれた初公判で佐竹被告は…。

 佐竹憲吾被告:「死に至らしめたことは事実ですが、殺意は持っていません。刺していない」

 こう述べ、起訴内容を否認した。検察側は冒頭陳述で…。


 検察側:「崚太君が自分の指示通り勉強しないことに激高することがあり、暴力を振るっていた」

 佐竹被告は崚太君を中学受験させることにしたが、2014年ごろから指示通りに勉強しないと暴力を振るうなどしていたうえ2016年からは刃物を見せて脅し、犯行前にも車で長男を連れ出して包丁で足を切っていたと指摘。これに対し、弁護側は犯行当日について…。

 弁護側:「包丁を見せつけ、行動を改めさせようとしていた」

 傷付ける意思はなかった。事故によって起こったなどとも主張した。さらに、犯行当時、精神障害のため判断能力が著しく低下していて、責任能力が十分に備わっていなかったとも訴えた。判決は来月19日に言い渡される予定だ。

https://news.livedoor.com/lite/article_detail/16657530/
https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/9/5/954e3_1641_e0ae57eb_0d16a2fd.jpg