https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20190627-00000070-ann-int
 G20の最大の注目は貿易摩擦を抱える米中の首脳会談です。
中国はアメリカに対して「戦いを恐れない」と強気の姿勢を続けていますが、高い関税を受けてベトナムに生産を移転させる中国企業が急増しています。

 BWインダストリアル営業担当・齊藤公さん:「(Q.見えるすべてに中国企業が入る?)ヨーロッパや香港もあるが、大半が中国系」
ベトナムで9カ所の工業団地を運営する開発業者は、先月10日にアメリカが中国製品への関税を25%に引き上げてから
中国企業の問い合わせが特に急増したといいます。
来月から引渡しが始まるこの工業団地では、入居が決まっているうちの7割が中国系企業です。

 BWインダストリアル、トンCEO(最高経営責任者):「中国の製造業者からの問い合わせが大幅に増えた。問い合わせの増加率でいえば100%以上」
「世界の工場」といわれる中国南部の広東省では、追加関税から逃れるために家具の工場などがベトナムへの生産移転を進めています。
木材業者:「関税が25%で本当にどうしようもない。海外の客は中国に注文しない」
家具工場経営者:「今はやればやるほど赤字になる。輸出向けの分はベトナムに全部移転させる。国内向けだけでは商売できない」

ある中国企業からは
「中国政府はアメリカと戦うと言っているが、国内企業向けに十分な対策をしていない」と批判の声も上がっています。