鉄道会社で働く学生アルバイトが人員増や未払い賃金の支払いを求めて、首都圏学生ユニオンに加わり団体交渉をしている。交渉相手は小田急電鉄。新宿と江の島や小田原、箱根をつなぐ首都圏の私鉄だ。当事者の学生は、沿線にある大学に通っている。

 団体交渉までしていると聞いて、意外な感じがした。私は小田急沿線に住んでいたことがあり、アルバイトと聞いて思い浮かべたのは、朝のラッシュ時、電車の中に乗客を押し込む姿だったからだ。

 当事者に話を聞くと、そんなイメージはあっさりと覆された。

 新人バイト教育用のリストには、@運賃・乗車券・乗り継ぎ・払い戻し・ICカードの作り方などの営業知識があることA改札の窓口処理機が扱えることB忘れ物への対応など、一通りの駅業務が並ぶ。車椅子を使った乗客の介助のような責任が重い仕事もリストにあった。

 安全運行にも学生バイトは重要な役割を果たしている。

■ラッシュの駅を支える学生たち

 実際に朝のラッシュ時、川崎市の新百合ケ丘駅に行ってみた。周囲に住宅地が広がる、小田急の主要な駅の一つだ。

 新百合ケ丘駅から新宿方面に向… 残り:964文字/全文:1435文字

■関連ソース
【小田急争議】駅員の配置人員の全社的な見直しと全社的な未払い賃金の支払を約束!!
http://gakuseiunion.seesaa.net/article/467877964.html

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首都圏学生ユニオン @s_gakuseiunion

2019年8月27日07時00分
朝日新聞デジタル
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