かつて、学校給食にもたびたび登場し、日本の食文化として愛されてきたクジラ肉。
今年7月の商業捕鯨の再開をきっかけに身近な食材になるかと思いきや、「若い世代には伝わっていない」と危機感を抱く男性がいます。
食べたことのない世代にいかに食べてもらうのか…外食産業で動き出した取り組みを取材しました。

商業捕鯨再開で「鮮度が違う」クジラ肉が食べられるように

今年7月、再開された「商業捕鯨」。各地から出航した捕鯨船が、日本の沖合で31年ぶりに漁を行いました。
捕獲するのは、国際的に十分な数が確認されているミンククジラ・ニタリクジラ・イワシクジラの3種類です。
商業捕鯨の再開で、調査捕鯨の時との一番の違いは、冷凍していない生のクジラ肉が店に並ぶことです。

「商業捕鯨なので鮮度が全く違います。仕入れたものが生でそのまま届く。」(阪急うめだ本店・販売促進部 米田進悟さん)

7月に阪急百貨店うめだ本店を訪ねると、販売されていたのは4日前に北海道の釧路沖で水揚げされたミンククジラの刺身や竜田揚げでした。
売場では試食も行われ「懐かしい味」と話すお客さんもいました。

戦後、牛肉や豚肉の入手が難しい中、たんぱく源として学校給食にもたびたび登場したクジラ肉。
しかし1987年に調査捕鯨が始まると出荷は激減し、23万トン以上あった消費量は最近では3000トンにまで落ち込んでいました。

様々な部位が購入でき、調理方法もわかるサイトも
商業捕鯨解禁の流れを受け、日本初のクジラ肉原料販売サイト『くじらにく.com』がオープンしました。
「赤身」や「皮」、「さえずり」などクジラの様々な部位が購入できるこのサイト。
クジラ料理の初心者向けに調理方法の動画なども充実しています。

「味付けまで全部わかる。クジラってこれまでほとんど流通していなかったので、料理の仕方自体を知らない人がほとんど。
これを見れば、どうやってクジラを使った料理を作ればいいのか一目瞭然ですね。美味しそう。」(辻憲太郎解説委員)

30年ぶりに商業捕鯨再開…しかし若い人には”伝わっていない”
このサイトを立ち上げたのは、ノルウェーの捕鯨会社で日本法人の代表を務める「ミクロブストジャパン」社長の志水浩彦さんです。

「手に入りにくいということもあって、食材としてのクジラ肉が若い人たちに伝わるということがされていなかった。
30年経った今、商業捕鯨が再開されましたけど、いざ誰が食べるのか?となった時に、若い人たちに(クジラ肉を)届けないと。
20年後40年後の日本、クジラを食べる人がいなくなっちゃう。」(ミクロブストジャパン社長 志水浩彦さん)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190829-00010000-mbsnews-life
8/29(木) 15:13配信

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前スレ 2019/09/01(日) 00:36
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