西吾妻山で登山をしていた山形県米沢市の中学生5人がハチに刺され病院に運ばれた。クロスズメバチと見られているが、5人とも命に別状は無かった。

6日午前10時ごろ、米沢市の西吾妻山で、米沢四中1年生の男子生徒4人と女子生徒1人がふくらはぎや腕などをハチに刺された。

(一緒にいた中学生)
「ハチが20匹ぐらいいた。しゃがんだ人はしゃがんで、パニックの人はハチと闘ったり。怖かった」

(記者)
「中学生たちはこちらのロッジで休憩を取る予定だったが、その手前の登山道でハチに刺された」

ハチはクロスズメバチと見られ、5か所を刺された生徒もいたという。また、うち1人は手足のしびれを訴えたが、命に別状は無かった。5人は全員運ばれた病院で手当を受け帰宅した。

当時は学校の課外授業中で、登山には1年生119人の他、引率の教員や保護者など、計148人が参加していた。

(引率した男性ガイド)
「(今は)時期的にハチが活発に動く。子どもたちが通過した時にハチが驚いて出てきた」

現場は新高湯温泉からアルブ天元台に向かう山道の途中。登山を始めてから1時間ほど経ったころ、先頭集団を急にハチが襲ったという。

(米沢市教委・今崎浩規教育指導部長)
「岩があってその下にハチの巣があった。先頭5人が通った後に急にハチがわーっと出てきた」

学校は予定していたトレッキングを中止し全員を下山させた。米沢市は山道の入り口3か所にバリケードを設置し安全が確認されるまで入山を禁止した。

9/6(金) 17:19
さくらんぼテレビ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190906-00010002-sakuranbo-l06