客に牛の生レバーを違法に提供したとして、大阪府警摂津署は１７日、食品衛生法違反の疑いで、韓国籍で居酒屋「つくしん坊」の女性経営者（８１）＝大阪府摂津市＝を書類送検した。

　「お客さんの要望で今年１月に提供を始めた。喜ぶ顔が見たかった」と容疑を認めている。

　書類送検容疑は７月１２日午後６時５０分ごろ、自宅１階にある同店で、客が加熱するための設備がないのに、生レバーを提供したとしている。平成２４年の同法改正で生レバーが禁止されて以降、大阪府警による摘発は初めてという。

　同署によると、同店は金曜日限定で生レバーを提供。店内はカウンターに大皿の料理を並べる形式でメニュー表示はなかったが、生レバーを提供していることは常連客らに口コミで広がっていたという。６月に情報提供があり、同署が内偵捜査を進めていた。

2019年9月17日 18時22分
産経新聞
https://news.livedoor.com/article/detail/17095890/