半導体大手の米インテルは6日、パソコンメーカーと2つの画面を備えたパソコンを商品化すると発表した。スマートフォンでは韓国サムスン電子などが2画面を備えた製品を発表済み。パソコンでも使い勝手を高めた新たなデザインを打ち出しビジネス需要を掘り起こす。

インテルは広げると17型超になる有機EL画面を使った折り畳み型パソコンの試作品を公開した。同社はパソコン各社に2画面を備えた製品の開発を促し、半導体などを供給する。

中国レノボ・グループも2020年半ばに画面を折り畳めるパソコンを発売するほか、米デル・テクノロジーズも2画面の製品を売り出す予定。

各社はひとつの画面でテレビ会議をしながら別の画面を使い関連資料を確認したり、折り畳み型では広げて大きな画面にして動画などのコンテンツを閲覧したりといった用途を見込んでいる。(奥平和行)

2020/1/7 11:55 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54101870X00C20A1000000/