【ベルリン時事】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は15日にジュネーブで行った記者会見で、トランプ米大統領が資金拠出を停止すると発表したことについて「遺憾に思う」と述べた。テドロス氏はその上で、拠出停止の業務への影響を精査し、不足資金の穴埋めを他の加盟国などと協議すると表明した。
 
テドロス氏は「今は共通の脅威に対し、われわれみんなが団結すべき時だ。仲たがいをしていれば、ウイルスに付け入る隙を与える」と強調。WHOの対応の評価は後日下されると説明し、新型ウイルスへの対応に集中したいと語った。

2020年04月16日01時07分
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