ことし生まれた子どもの名前で最も多かったのは、男の子が「あおい」などとも読む「蒼」(そう)、女の子が太陽の「陽」と植物の「葵」をあわせて「ひまり」などと読む名前だったという調査がまとまりました。
この調査は明治安田生命が保険の契約者の情報をもとに毎年、行っていて今回はおよそ1万8000人の名前が対象になりました。

それによりますと、男の子で最も多かった名前の表記は、▽青空を表す「蒼天」の「蒼」という1字で「あおい」、「そう」、「あお」などの読み方があり調査開始以来、初めてトップになりました。

次いで、▽樹木の「樹」の1字で「いつき」などと読む名前と▽去年まで2年連続でトップだった「蓮」(れん)が同数で2位でした。

女の子で最も多かった表記は、▽太陽の「陽」に植物の「葵」をあわせて「ひまり」、「ひなた」、「ひな」などと読む名前で調査開始以来、初めてトップになりました。

次いで、▽「凛」(りん)、▽詩人の「詩」の1字で「うた」などと読む名前でした。

一方、名前の読み方でみると男の子は12年連続で「はると」が最も多く、次いで「そうた」「みなと」と続き、上位3つは去年と同じでした。

女の子は「みお」が初めてトップになり、次いで「めい」「いちか」と続きました。

調査した会社では、「表記で最も多かった名前には新型コロナの感染拡大による不透明感を払しょくするようなすがすがしいイメージや、不安定な時代でも明るく前向きに育ってほしいなどの願いが込められたのではないか」と分析しています。

2020年11月26日 10時46分
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