https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20210209/5010010872.html

JT=日本たばこ産業は、国内のたばこ市場の成長が見込めないとして、
福岡県にある2つの工場を来年3月末に廃止すると発表しました。

発表によりますとJTは、福岡県筑紫野市にあるJT九州工場と、子会社でフィルターを製造している
「日本フィルター工業」の福岡県田川市にある工場を来年3月末に廃止するとしています。

2つの工場に勤めるあわせて400人あまりの従業員に対しても希望退職の募集や退職勧奨を行うということです。

国内のたばこ市場は成長が見込めないとして、JTは、国内と海外の事業を一本化し、
事業本部はスイスのジュネーブに統合する計画で、社員を対象にした1000人規模の希望退職など
人員の削減に踏み切るとしています。

JTの寺畠正道社長は、「国内の事業量の減少や、コロナ禍もあり不確実性が高まる事業環境をふまえて厳しい決断をした。
雇用環境が厳しいことは承知しているが、施策を先送りすると競争力強化のスピードが遅れてしまう」と述べました。