東京五輪の開閉会式の演出を統括するクリエーティブディレクター・佐々木宏氏(66)がタレント渡辺直美(33)の容姿を侮辱して辞任した問題で、その後任選びが急ピッチで進められている。

 開催まで約4か月に迫った中での演出チームの空中分裂。
大会組織委員会の橋本聖子会長(56)は「どういう方にトップになっていただくか、チームの方々とも相談していかなければいけない」と新体制を模索しているが、ゼロからの再出発とはいかないようだ。
「佐々木氏の下でかなりの部分が構成され、でき上がっている」(橋本会長)という実情があるように、
残された時間を考えると現状のプランをベースにし、大部分を継承せざるを得ない。

 では、誰が演出チームを束ねるべきなのか? 
当初の責任者で辞任した演出・振付師のMIKIKO氏の復帰を期待する声もあるが、同氏は「佐々木氏に排除された」との報道もあり、内紛のキーパーソンだとすれば出戻りは考えづらい。
本紙は同氏サイドに取材を試みたが、担当者は「今、本番に向けてご尽力されている方たちもいらっしゃいますので、コメントを差し控えさせていただきます」との返答だった。

 橋本会長は「より素晴らしいものが世界に発信できる開閉会式になるように」と期待したが、こんな状況ですんなり後任が決まるのだろうか。

https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/2915463/