近畿日本鉄道が、大阪と名古屋を結ぶ特急「アーバンライナー」で、工業製品など企業向けの貨物を乗客と一緒に運ぶ計画を立てていることが28日、わかった。今夏から1日5往復程度を運行する予定。長距離路線を抱える近鉄は、コロナ禍で特急利用客が落ち込み、貨物輸送を減収を補う新事業に育てたい考えだ。
 アーバンライナーは、大阪難波と近鉄名古屋を約2時間20分で結ぶ。計画では、午前中に企業から集めた貨物を特急の車両に積み込み、夕方までに取引先に届ける。貨物はもともと車内販売で使っていたスペースに置く。集荷や配送業務は福山通運(広島県福山市)のスタッフが担う。

 大阪と名古屋の間のトラックによる貨物輸送は原則、翌日配送。高速の特急なら当日配送ができるため、納期が近い工業製品や電子機器の部品のほか、衣料品店間での在庫の融通などで企業から需要があると判断した。近鉄によると、現在、関西私鉄大手では特急を利用した定期的な貨物輸送はないという。
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3/29(月) 5:00配信

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