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■苦渋の決断 工夫するも封明けた焼酎提供しきれず

「もったいない」誰もがそう口にする光景だ。酒類を提供する店に休業要請が出される前の日、東京・立川市の居酒屋では、苦渋の決断を迫られていた。「正直言って本当厳しいですよね」立川海鮮丼モンローの店長が漏らす。

立川海鮮丼モンロー・橋セイム店長:
お酒がダメっていうのは正直思わなかったから、ちょっと困っちゃったですね。発注しちゃった後だったので。これキャンセルもできないし、結構な量買っちゃったんで。残っちゃうと全部廃棄するしかないので。

連休の来客を見込み、大量に発注したというお酒。封を開けて売れ残ったものは、品質が落ちるため廃棄せざるを得ないという。緊急事態宣言前最後の営業となった24日には、お酒を売り切るため2時間も前倒しで店を開き、「お酒1杯分の値段」で「飲み放題」にして破格の提供をした。午後8時、のれんを下ろした店内を覗くと。

立川海鮮丼モンロー・橋セイム店長:
Qお酒は全部はけていない?
はけていないですね。一応開けて封が。カメの中に焼酎あるので。このカメの中・・・封切っちゃった分があるので、ここまでは使えないので。

カメに入った焼酎や日本酒など、大量のお酒が残ってた。すると…。カメを流し台に傾け焼酎をドバドバと捨てはじめた。

立川海鮮丼モンロー・橋セイム店長:
もったいないですけどしょうがない。残していても、(お客さんに)いつの?って言われちゃうと。お客さんこれ出されて嬉しいのかと言われたら、嬉しくないし。また買って、新しいのを出したほうが、気持ちいいし。しょうがない。

緊急事態宣言明けにお酒を飲みに来るお客さんのことを思っての対応だという。店長は、「東京都の発表がもう少し早ければお酒の無駄はなかったのでは」と無念な気持ちを明かした。今後は都の要請に従って、酒類の提供はせず、時短営業するという。

■お酒の提供ないレンタルスペース業者にも影響大

一方、お酒を提供しない業者にも大きな影響が出始めている。飲食店ではなくレンタルスペースを利用した飲み会、いわゆる「レンタルスペース飲み」が広まっているが、小池知事は、名指しで注意を呼びかけた。

小池都知事:
ホームパーティー、レンタルスペースでの飲み会も是非、行わないで。お願い申し上げます

レンタルスペースの経営者に話を聞くと厳しい実情を話した。レンタルスペースは、時間で借りることができ、会議やパーティーなどを行えるスペースのこと。

レンタルスペース経営者:
正直憤りしかなかったですね。パーティーというのは全体の3割くらいですので、そこだけターゲットを絞って言われると我々としても変なイメージがついてしまって非常に迷惑だなという風には考えています

「飲み会」以外の目的で利用する人が大半であると主張する一方、すでに大きな影響がではじめているという。

レンタルスペース経営者:
実際に発令されてから一斉にキャンセルが出てます。補償もない状態の中でですね、経営が圧迫されているというのが実情です。

お酒を作る人、提供する人、杯を交わす人・・・お酒をめぐってそれぞれが「感染予防」のために、苦しい状況に追い詰められている。

(めざまし8 4月26日放送)

4/26(月) 11:36配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f914879d6b34a284f8264c9de907664a9d71f81
https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20210426-00274680-fnnprimev-000-5-view.jpg

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