来月2日から千葉市の公園で開催される野外音楽フェスティバルは、千葉県への「まん延防止等重点措置」が適用される前に入場券が販売されていたため、1日1万人の来場が見込まれています。
主催者側は感染対策を徹底したうえで予定どおり開催するとしています。

千葉市中央区の市立公園で毎年開催されてきた野外音楽フェスティバル「JAPAN JAM」は、去年は中止となりましたが、ことしは来月2日から4日間の日程で開催を予定し、先月から1日1万人規模でチケットの販売を始めていました。
その後、今月20日に、千葉県に「まん延防止等重点措置」が適用され、県内で開催されるイベントの入場制限は、それまでの1万人から5000人以下と厳しくなりました。
しかし、国が措置の周知期間として20日までに販売したチケットについては、そのまま入場を認めてよいとしていることから、感染対策を徹底したうえで予定どおり開催することを決めました。
具体的には、スタッフ全員に抗原検査を行うほか、出演者の検温や消毒の徹底、観客の声援や酒類の販売・持ち込みの禁止、さらにステージの前で観客が密にならないよう対策を取ることにしています。
イベントの企画・制作を行う「ロッキング・オン・ジャパン」は「難しい状況ではありますが『音楽を止めない』という思いを持って、市や県の指導を受けながら対策を徹底し安全に開催したい」としています。

このイベントを後援している千葉市は「県との間で感染防止策を十分検討したと聞いており開催に問題はないと考えているが、主催者には最寄りの駅でも密を避けるなど対策の徹底を呼びかけるよう伝えている」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210428/1000063701.html