静岡県熱海市で今年7月に起きた土石流で被害を拡大させたとされる盛り土について、県は崩落地の北西側にも盛り土が広がっていたことを明らかにしました。

県は神奈川県小田原市の不動産管理会社が造成し土石流被害を拡大させたとされる盛り土について、過去の航空写真や地形データを用いて実態の解明を進めています。

その中で1967年に撮影された航空写真と2009年6月の地形データを照合した結果、盛り土が崩落地の北西側にも広がっていたことが新たに判明しました。

この盛り土の量は県の推定では1万6000立方メートルから2万1000立方メートルとされ、周辺を流れる逢初川源流の谷を埋める形で造成されていたということです。

県は本来なら谷を流れるはずの水が崩落地の盛り土に流れ出し崩落に影響した可能性も視野に入れ、周辺でボーリング調査を行い詳しく調べる方針です。

9/14(火) 20:10配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210914-00000017-sut-l22
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