八戸の縄文時代遺跡から出土の土面“国内最古”発表

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http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20211112/6080014317.html
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八戸市にある縄文時代の一王寺遺跡から出土した粘土で作られた面、「土面」について、
調査にあたった市は、5000年以上前のものとみられることがわかったと、12日発表しました。
市は、国内で見つかった土面の中では最も古いものだとしています。

この土面はことし6月、八戸市にある縄文時代の一王寺遺跡から出土しました。
全体の4分の1ほどが欠けていて、大きさは最大部分で長さ8センチ、幅8.1センチで、
重さは46グラムあります。
両目のような穴が空いているほか、眉のような装飾などが施されています。

調査にあたった「八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館」は、こうした装飾の手法などから、
縄文時代中期の前半にあたる5300年前から5100年前のものとみられることがわかったと、12日発表しました。

縄文時代の土面は粘土を焼いて作られ、国内で150点以上が出土しています。
これまでは徳島県の矢野遺跡から見つかった土面がおよそ4000年前のもので
もっとも古いとされていましたが、市は、今回の土面はそれよりも前のもので、最も古いものだとしています。

是川縄文館は「縄文時代の文化を解き明かす上で極めて重要な資料だ。
調査にさらに力を入れ、遺跡全体の解明につなげていきたい」と話しています。

この土面は13日から是川縄文館で展示されます。

11/12 20:34