https://news.yahoo.co.jp/articles/cc79d40756f97828313c9308c79b11503f52c37a

12月14日は、赤穂浪士の討ち入りが決行された日だ。
赤穂藩主・浅野内匠頭(あさの たくみのかみ)が江戸城松の廊下で
吉良上野介(きら こうずけのすけ)を切りつけ、浅野のみが切腹となったことに対し、
大石内蔵助(おおいし くらのすけ)ら家臣が反発。主君の恨みを晴らすべく、
大石ら47人の赤穂浪士が吉良を討ち取り、見事本懐を遂げた事件である。
かつては、「日本人の魂」を体現する劇、ソウルプレイとなっていた
『忠臣蔵』のもとになったことでもおなじみだ。

そんな日だからこそ、関西の最西端・赤穂に出かけてみるのはどうだろう。
今回は、赤穂市をはじめとした兵庫県西播磨地方のおすすめスポットを紹介する。

■赤穂御崎 昔からの温泉地 インスタ映えスポットも
 
赤穂市南東部にある播磨灘に突き出た岬。付近には温泉街があり、海を望む露天風呂を完備した宿も多い。
海岸線に沿って遊歩道が整備されており、家島諸島や小豆島を望むことができる。

神社から海へつながる坂道は「きらきら坂」と呼ばれ、近年インスタ映えスポットとして人気。
カフェやガラス作家のアトリエのほか、本場イタリア仕込みの味で、マスコミに多数取り上げられて
有名なナポリ料理店「SAKURAGUMI」もある。

住所:赤穂市御崎2-1

■龍野城跡 美しい石垣と白壁 ハイキングにもおすすめ
 
江戸時代に築かれた龍野藩の城跡で、別名を「霞城(かじょう)」と言う。石垣は当時のものが現存しており、
本丸御殿や城壁、櫓などが復元されている。特に白亜の城壁は目に鮮やかで、桜の時季は特に美しい。

ちなみに龍野城は、江戸時代より前は近くの鶏籠山山頂に築かれていた。
鶏籠山一帯には登山道が整備されており、ハイキングにもおすすめ。城下町が一望できる。

住所:たつの市龍野町上霞城128-1
開館時間:午前8時半〜午後5時(月曜、年末年始など休館)

■うすくち龍野醤油資料館 破格の入館料
 
たつの市の特産品・薄口しょうゆの歴史を紹介する資料館。建物は1932(昭和7)年の建築で、
元々はしょうゆ会社の本社として利用されていた。実際に使われていた仕込蔵などを見学できる。

この資料館の一番の特徴は、破格の入館料。なんと10円。昔から据え置いているという。
かつて筆者はここを訪れて入館料を払う際、財布をまさぐりながら「あるかな〜」と言い、
受付の人を失笑させたことがある。同伴していた妻に怒られたのは言うまでもない。 

住所:たつの市龍野町大手54-1
開館時間:午前9時〜午後5時(月曜、年末年始など休館)

■道の駅みつ 海鮮BBQに絶品海の幸
 
海沿いのドライブコース・国道250号沿いにある道の駅。瀬戸内海に開けた場所にあり、
開放感あふれるロケーションが魅力。波打ち際まで降りることもできる。

道の駅では、テラス席で海鮮バーベキューを楽しむことができる。
シラス丼などの海の幸も充実しており、これからの季節は蒸しガキが絶品。

しょう油やそうめんなど、地元の土産物も豊富。赤穂銘菓「塩味饅頭」は、
こしあんの甘さと塩味が絶妙で、山のお供にも最適だ。

住所:たつの市御津町室津896-23
開館時間:午前9時〜午後7時(水曜、年末年始休館)