青木陽一教授(琉球大学医学部産婦人科)


子宮頸(けい)がんは若い女性にとって乳がんと並ぶ身近ながんで、日本では毎年1万人以上がかかり、3千人近くが亡くなっている。
特に沖縄県は子宮頸がんにかかる率や死亡率が全国でも最多。予防や早期発見が非常に大切だ。

近年の研究で、HPVワクチンによる子宮頸がんの発症予防効果がより明らかになってきた。世界では100カ国以上が公費で接種している。

HPVにはさまざまなタイプがあるが、16型と18型が子宮頸がんの原因の50〜70%を占める。
公費で受けられるHPVワクチンは、この二つに高い予防効果がある。

積極的勧奨が中止される前は、接種後に歩けなくなるといった深刻な症状が報告された。
しかしワクチンを打っていなくても、定期接種対象年齢の女性では、同程度の割合でこうした症状が起きることが明らかになっている。

ただ、痛みや発熱なども含め、副反応が心配な人もいるだろう。
。各都道府県には接種後の症状を診察するため厚生労働省が指定した協力医療機関があり、琉大病院もその一つ。
気になる症状があれば受診できる。HPVワクチンは定期接種であり、健康被害が起きた場合は救済制度もある。

子宮頸がんを予防できるのは、世界でHPVワクチンだけ。

接種のメリットとデメリットを本人や家族でよく考えて判断してほしい。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/936875#:~:text=%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3

【全国最悪のコロナ感染】 沖縄県、ワクチン接種率1回目67・2%・・・目標の1回目接種率70%は「かなり厳しい」
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1635555296/