※日本経済新聞

過去150万年間のCO2濃度解明に成功 海底堆積物を利用
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC011W60R00C22A4000000/

2022年4月1日 19:00

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海底の堆積物中に含まれる炭素の同位体比を使って、過去150万年間のCO2濃度を求めた=北大・山本教授提供

北海道大学の山本正伸教授や東京大学の阿部彩子教授らの研究グループは、過去150万年間の大気中の二酸化炭素(CO2)濃度の変化を解明した。海底の堆積物を使う手法を開発し、これまで可能だった過去80万年間より約2倍の期間の解析に成功した。2年後をメドにさらに4倍強の600万年前まで分析し、温暖化の正確な未来予測に役立てたい考えだ。

100年程度の短期的な地球温暖化と人為起源のCO2排出の間には密接な関係があると知られている。ただ数百年以上の長期スパンで見ると、地球は温暖化と寒冷化を繰り返すものの、CO2濃度と気温などの間の関係は未解明だ。300万〜400万年前には現在の地球と同じかそれ以上暖かい状態が続く時代があったという。山本教授は「過去の地球を分析することで、現在の温暖化が進んだ後の未来の環境を予測できる」と話す。

研究グループはインド東部のベンガル湾海底で採った堆積物に含まれる陸上植物を手掛かりにする手法を考案した。(略)

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