【シリコンバレー時事】米実業家イーロン・マスク氏は18日、共和党支持に転向するとツイッターを通じ表明した。「これまで民主党に投票してきた。しかし、彼らは分断と憎悪の党になったので支持できず、(今後は)共和党に投票するつもりだ」と投稿した。

 民主党による分断と憎悪が何を指しているのかは明示していないが、世界一の大富豪であるマスク氏は民主党議員から、収入に比べ納税額が低いと再三やり玉に挙げられている。4月に合意したツイッター買収も「民主主義の危機」(ウォーレン上院議員)と批判を浴びており、嫌気がさしたもようだ。
 「言論の自由至上主義者」を自称するマスク氏は、ツイッターから追放されたトランプ前大統領について、買収完了後に復帰を認める意向。ただ、自身は保守派ではなく政治的に中立だと強調している。12日には2024年の米大統領選について「『分断』がより少ない候補が良いと思っている」と投稿。米社会の分断を深めたと批判されるトランプ氏とは距離を置いていた。

時事通信 2022年05月19日07時39分
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