神奈川県警の三崎警察署に勤務する61歳の職員が、出勤途中の電車内で女子高校生の足を触ったとして、県の迷惑行為防止条例違反の疑いで書類送検されました。

書類送検されたのは、三崎警察署に勤務する61歳の男性職員です。
警察によりますと先月13日の午前8時前、京急線の金沢文庫駅から金沢八景駅に向かう電車内で、16歳の女子高校生の太ももを触ったとして、県の迷惑行為防止条例違反の疑いがもたれています。
職員は、去年の春まで神奈川県警の警察官で、退職後、職員として改めて採用され勤務していたということです。
この日は出勤途中だったということで、調べに対し「ことしの春以降、何回かしていた。若い女性の体に触れたいと思った」と供述し、容疑を認めているということです。
警察は29日、書類送検するとともに、減給10分の1、6か月の懲戒処分にしました。
職員は29日付けで依願退職したということです。
県警察本部の鎌田耕造監察官室長は「県民の皆様にお詫び申し上げます。職員への指導教養を徹底し、信頼回復に努めます」とコメントしています。
神奈川県警は先月1日から15日までを痴漢対策強化期間に定め、取締りや被害防止の呼びかけを強化していました。

NHK NEWS WEB
07月29日 16時35分
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20220729/1000082888.html