警視庁は27日、最大約2万人の警察官を動員し、最高レベルの警戒態勢で日本武道館周辺などの警備を実施している。

 武道館周辺の靖国通りには警備用のバスがずらりと並べられ、車両突入を防ぐ防護柵も設置された。大勢の警察官が、不審な行動をとる人物がいないか目を光らせ、付近は物々しい雰囲気に包まれた。

 近くの献花台に向かう一般の人々の行列ができた千鳥ヶ淵の緑道には、約3メートル間隔で制服警察官が並び、「車道に出ないでください」「止まらないでください」と注意を呼びかける声が響き続けた。

 外国要人が立ち寄る港区の迎賓館周辺や、都心部にある各国の大使館前でも、多数の警察官が警戒にあたっている。

 警視庁によると、JR東京駅では午前8時過ぎ、東海道新幹線のホームで客から「異臭がする」と訴えがあった。警察官が周辺を確認したが、不審物などは見つからなかったという。

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