12/7(水) 23:15配信
毎日新聞

 政界屈指の「鉄道オタク」として知られる自民党の石破茂元幹事長と国民民主党の前原誠司代表代行は7日、インターネット番組で共演し、鉄道にまつわる思い出などを語った。両氏は、赤字ローカル線を存続していくために受益者負担の観点が重要だと強調した。

 石破氏は、かつて地元・山陰地方と東京を結んでいた寝台特急「出雲」の大ファン。高校受験で上京した時から国会議員時代まで1000回以上乗ったと言い、復活を目指す超党派の議員連盟にも所属している。

 石破氏は「寝台特急がなくなったときから日本の衰退が始まったというのが私の持論だ」と語った。

 これに対し、国土交通相を務めた前原氏は「採算が取れないと復活させるのは難しい」としつつ、「鉄道は夢を持たせるもの。切ることは簡単だが、皆さん、ほしいなら協力してください。今の政治はこれがなさすぎる」と、利用者である国民に負担を求めることも必要だと語り、石破氏も同調した。

 両氏は子ども時代の思い出も語った。石破氏は鳥取県の東浜駅で、各駅停車の列車の横を、特急「まつかぜ」が音を立てて駆け抜けていった夏休みの記憶を紹介し、「あの景色は一生忘れない」と語った。

 一方、鉄道の写真を撮るのが趣味という前原氏は、小学5年生の頃に三重県の柘植(つげ)駅でシャッターチャンスを逃して涙を流した「デゴイチの906号機」の鉄道模型「HOゲージ」を最近、購入したと紹介した

ソース https://news.yahoo.co.jp/articles/2d6e3d357c535667a7472b022519ade1188739db