新型コロナの感染爆発が続く中国。薬局には、解熱剤などを求めて来た客と店員が薬を取り合い、殴り合いに発展するトラブルも発生しています。

客:「薬をちょうだい!」
店員:「手を放して!」

こうした中国での薬不足の影響は、日本にも出ています。

厚生労働省からドラッグストアや薬局などに向けて出された、「解熱鎮痛薬などは個数制限をして販売するように」との要請。中国人による“爆買い”を防止するための対応です。

都内の薬局では、鎮痛剤や風邪薬のコーナーに「2点まで」と書かれています。一部の商品を、個数制限をして販売しています。
実際に中国人客らの大量購入があり、要請が出される前から個数制限をしていたという、この薬局。

三千里薬品 宇田川店・西村清店長:「やっぱり、中国でコロナが大変ですから。それで鎮痛剤とか風邪薬を、ごそっとまとめて買うような方が結構いたので。
人気の商品は全く、今年に入ってから注文しても、入ってこないような状態」

薬局をはしごして、大量に購入する客もいたといいます。

西村店長:「他のドラッグストアで買い物してきた袋を見ても、同じ商品がごっそり入っているというような状況」

ゼロコロナ政策が終了し、続々と日本を訪れる中国人観光客。大型連休の春節も迫り、今後さらなる増加が見込まれます。

西村店長:「(Q.今後、薬が入ってくる見込みはあるか?)まだ何とも…言えないですね。
その後のメーカーさんからの連絡が、まだないみたいなので。当分は、今のような状態が続くのではないかなと。ぜひとも早く、めどを立ててほしい」

https://news.yahoo.co.jp/articles/7919b753bf7f11c909a91defe07eb7939bb2c590