来日中のペンス米副大統領は19日午前、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に停泊中の原子力空母「ロナルド・レーガン」の艦上で演説した。

核・ミサイル開発を進める北朝鮮について「アジア太平洋地域の平和と安全にとって最も危険で差し迫った脅威だ」と述べた上で、
「全ての選択肢がテーブルの上にある」と強調し、軍事的手段を排除しない意向を改めて示した。

 乗組員や自衛隊員ら約2600人を前に演説したペンス氏は、北朝鮮の核問題を巡る6か国協議やオバマ前政権の「戦略的忍耐」が北朝鮮の挑発行為を止められなかった経緯について触れ、
「戦略的忍耐の時代は終わった」と言明した。

 さらに、「同盟国や中国とともに経済・外交両面で北朝鮮に圧力をかける。弾道ミサイルや核開発を中止するまで続ける」と強調。

http://www.yomiuri.co.jp/world/20170419-OYT1T50077.html