皇居参観、6カ国語で案内 アプリの運用開始
日本経済新聞:2017/5/16 13:16
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG16H3N_W7A510C1CR0000/

 宮内庁は16日、皇居と京都御所内を日本語と英語のほか、中・韓・西・仏語の計6カ国語で案内するスマートフォン(スマホ)向けの無料アプリの運用を始めた。
外国語の説明は日本語解説の単純な翻訳ではなく、予備知識のない外国人が分かるように基礎情報を加えているという。

 アプリ名は「宮内庁参観音声ガイド(Imperial Palaces Guide)」。
皇居と京都御所内にある計82施設について、223の写真や図面を掲載。
英語圏以外からの観光客が増えており、6カ国語で文字・音声案内を利用できるようにした。

 スマホの全地球測位システム(GPS)機能をオンにすれば、利用者が施設に近づくとスマホ画面に解説のポップアップ通知が表示される。
16日に皇居・東御苑を観光で訪れたオーストラリア人のジャッキー・ブルーカーさん(30)は「歴史や文化についての情報が多くて、とても使いやすい」と話していた。

 16日の運用開始はiPhone(アイフォーン)版で、アンドロイド版は後日の予定。