栗東で最大級の木製埴輪出土

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2065079881.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

滋賀県栗東市にある古墳から、全国でも最大級の木製の埴輪が見つかり、
応神天皇の陵墓とされる大阪の古墳で出土したものと似ていることから、
大和政権とのつながりを示す発見として注目されています。

栗東市によりますと、5世紀前半の豪族の墓とされる椿山古墳で、ことし2月から3月にかけて、
堀の部分の発掘調査を行ったところ、当時の身分の高い人にかざす、だ円形の
「かさ」をかたどった「笠形木製品」と呼ばれる木製の埴輪が6点見つかりました。

このうち2点は、直径が76センチと75センチで、大和政権を治めた応神天皇の陵墓とされる
大阪・羽曳野市の「誉田御廟山古墳」で出土したものに次いで、
全国でも最大級の大きさだということです。

栗東市によりますと、「笠形木製品」は全国で300点以上見つかっていますが、
ほとんどが直径50センチ以下で、「誉田御廟山古墳」と類似したものが見つかったことは、
大和政権と近江地域に強いつながりがあったと推測できるとしています。

調査した京都橘大学文学部の一瀬和夫教授は、
「素材や作り方が誉田御廟山古墳のものと同じと思うほどに似ている。
大和政権の中枢に近い人物が近江地域を支配していたのではないか」
と話しています。

この笠形木製品は、今月25日から栗東歴史民俗博物館で一般に公開されます。

07/20 17:22