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大手自動車メーカーのホンダは、東南アジアのタイに世界で3か国目となるテストコースを開設し、市場の拡大が見込める東南アジアに向けた新車の開発を強化することにしています。
ホンダはタイの首都バンコクから東におよそ130キロ離れたプラチンブリ県に新たにテストコースを開設し、20日、現地ではタイの閣僚も出席して記念の式典が開かれました。

ホンダがテストコースを設けるのは、日本とアメリカに続いて3か国目で、さまざまな路面状況や地形を再現した8つのコースで車両の性能をチェックできます。

また、激しい雨が降る現地の気候に合わせ、冠水した道路を走行する試験を行うこともでき、市場の拡大が見込める東南アジア向けを中心に新車の開発を強化することにしています。

ホンダの青山真二アジア大洋州地域本部長は「タイの拠点は世界的に重要な役割を担っており、テストコースができたことで東南アジア向けの車種の開発をはじめ、さまざまな車の走行試験を行える」と話しています。

タイでは日産自動車も去年、研究開発用の施設を整備するなど、各社の間では東南アジアで研究開発を強化する動きが相次いでいます。

7月21日 7時22分