東京電力福島第1原発事故の影響で、生後間もなく福島県飯舘村から岐阜市に預けられ、11回目の試験で災害救助犬に合格した6歳の雄の雑種犬「じゃがいも」が村のPR大使に決まり、14日に任命式が開かれた。

「飯舘村わんダフルまでい大使」として2年間、イベントなどに参加し、今年3月に大部分の避難指示が解除された村の魅力を発信する。「までい」は「心を込めて、丁寧に」という意味の方言。

道の駅で開かれた式では、じゃがいもの訓練に携わった岐阜市のNPO法人「日本動物介護センター」の山口常夫理事長が「村の避難指示解除に合わせて合格したような気がする」とあいさつした。

模擬の人命救助を実演する災害救助犬の「じゃがいも」=14日午前、福島県飯舘村
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配信2017/8/14 12:33
共同通信
https://this.kiji.is/269669428071743490

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挑戦11回、災害救助犬に合格 被災地生まれの雑種
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11回目でようやく災害救助犬の試験に合格した「じゃがいも」
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