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 三井不動産グループは29日、自社ブランドとしては最上級ホテルの第1号となる「ホテル ザ セレスティン京都祇園」(京都市東山区)を9月7日に開業すると発表した。京都・祇園に近く、欧米やアジアなどから訪れる外国人客の幅広い利用を見込む。同ブランドのホテルは東京・銀座で10月、東京・芝でも11月に開業する予定。

 京都の伝統的な街並みに調和するように、外観は入り母屋の屋根などを採り入れた。地下1階地上5階建てで計157室ある。地場の茶器セットなどが用意された客室は、広さ30平方メートル以上のツインルームが中心となり、料金は1室平均で3万〜3万5千円。ホテルそばにある京都最古の禅寺・建仁寺(けんにんじ)で、座禅や茶道を体験できる宿泊者限定プランも用意した。

 三井不動産ホテル事業部の小田祐グループ長は29日の報道陣向け説明会で「訪日客が増えて京都は日本でも好調なマーケット。外国のお客様が全体の半数と見込んでいる」と話した。

 京都市では2014年にザ・リッツ・カールトン京都が開業し、16年にフォーシーズンズホテル京都、19年にはパークハイアット京都が計画されるなど、外資系高級ホテルの進出が相次ぐ。(近藤郷平)

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