名古屋市 救急車で医師出動へ

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagoya/3003935121.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

名古屋市は、交通事故で大けがをした人をいち早く治療して救命につなげようと、
医師が救急車に乗って現場に駆けつける仕組みを、今年度中にも
試行的に実施する方針を15日の市議会で示しました。

愛知県では、ことしに入って14日までに交通事故で亡くなった人が136人と、
全国で最も多く、いかに減らすかが課題となっています。
これについて、15日、名古屋市議会の一般質問で自民党の斉藤高央議員が、
交通事故の衝撃で肺の周りに空気がたまって呼吸困難になる場合など、
救急救命士では処置できず医師しか治療できないケースもあるとした上で、
医師が現場に出動できるシステムの構築を提案しました。

これに対し、河村市長は
「1分1秒でも早くドクターに診てもらえるのは究極の市民サービスだ」
と述べ、早期に導入する考えを示しました。

市によりますと、新たなシステムは医師を派遣できる医療機関をあらかじめ複数登録しておき、
けが人をすぐに病院に運べないような事故が発生した際には、最寄りの救急車が
医師と合流して現場に向かいその場で治療します。

医師を現場に運ぶ仕組みは医療機関が運用する「ドクターカー」がありますが
車両やスタッフの確保など負担が大きいことから名古屋市では導入されていません。

消防と医療機関が連携して医師が現場に出動する仕組みを市内全域で取り入れるのは、
全国で初めてだということで、市は今年度中にも試行的に実施する方針です。

09/15 20:09