安倍首相 科学技術発展へ規制緩和に取り組む考え
10月1日 14時41分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171001/k10011163921000.html

安倍総理大臣は、京都市で開幕した科学技術に関する国際会議の開会式で、英語であいさつし、日本の科学技術の発展に向けて海外の企業が投資をしやすい環境を整えるため、さらなる規制緩和に取り組む考えを示しました。
この中で、安倍総理大臣は、自動車の自動走行の実用化に向けて、東京近郊の公道で行われる大規模な実証実験にドイツの複数の企業が参加することなどを紹介し、「オープン・イノベーション=技術革新を推進するには、規制の緩和がカギを握っている」と述べました。

そのうえで、安倍総理大臣は、「科学技術が大きな進展を遂げているこの時代において、日本をイノベーションの受け皿にし、常に何か新しいものが生まれる国にしようと強く決心している」と述べ、日本の科学技術の発展に向けて海外の企業が投資をしやすい環境を整えるため、さらなる規制緩和に取り組む考えを示しました。

一方、安倍総理大臣は、会議に出席するため日本を訪れているロシアのドボルコビッチ副首相と、開会式に先立って会談しました。会談には、世耕ロシア経済分野協力担当大臣も同席し、北方領土での共同経済活動などをめぐって意見を交わしました。