ブラジル警察当局は3日までに、最大都市サンパウロで銀行の地下金庫から現金約10億レアル(約358億円)を盗もうとした疑いで、窃盗団16人を逮捕した。約500メートル離れた民家から銀行までトンネルを掘る映画さながらの大がかりな計画で、当局は「世界最大の強奪事件」を阻止したとしている。ブラジルのメディアが報じた。

窃盗団は約4カ月前から民家を借りて地下トンネルの掘削を開始。木材や鉄柱で内部を支え、照明を備え付けるなど本格的な造り。民家は防音加工され、近隣住民は気付かなかった。これまでに約400万レアルを投資したと供述している。(共同)


http://mainichi.jp/articles/20171004/k00/00e/030/187000c