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11月16日 5時40分

世界で航空機の需要が拡大する中、大手航空機メーカーが15日、旅客機の巨額の取り引きを相次いで発表し、エアバスは5兆6000億円、ボーイングは3兆円の小型旅客機の受注契約をまとめました。

これは、大手航空機メーカーでフランスに本社を置くエアバスとアメリカのボーイングが15日、中東のUAE=アラブ首長国連邦で開かれている航空ショーに合わせて発表しました。

それによりますと、エアバスは、同じ投資会社の傘下にありアメリカやハンガリーなどに拠点を置く格安航空会社4社から小型旅客機430機を受注する覚書を交わしました。

総額は495億ドル(日本円で5兆6000億円)に上り、エアバス単独の取り引きとしては過去最大だということです。

またアメリカのボーイングは、地元の格安航空会社フライドバイから小型旅客機225機を受注する契約を交わし、総額は日本円で3兆円余りとなっています。

世界の航空機の需要は、格安航空会社の増加や新興国の経済成長に伴って今後も大きな伸びが続くと見込まれていて、日本でも国産の小型ジェット旅客機の開発が進められているほか、部品メーカーの間でも参入を目指す動きが広がっています。

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