23日午前1時30分ごろ、岩手県一関市内の市道で、路肩に停車したクルマから降りて徒歩で道路を横断していた男性に対し、進行してきた軽ワゴン車が衝突する事故が起きた。男性は収容先の病院で死亡している。

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路肩に止めたクルマから降車した直後、それを追い越そうとした後続車にはねられた事故。

止まっているクルマは認識できていても「そこから人が降りてくる」という次のアクションが想起できなかったり、降りた人も「後ろ(横)から来るクルマが自分の存在に気づいていない」とか、「そもそもクルマが来るという認識の無い状態での漫然横断」がこうした事故につながってしまう。

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岩手県警・一関署によると、現場は一関市山目付近で片側1車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。53歳の男性は路肩に停車した軽乗用車から降り、徒歩で道路を横断していたところ、このクルマを追い抜くように後ろから進行してきた軽ワゴン車にはねられた。

男性は頭部などを強打。意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、回復することなく約18時間後に死亡した。軽ワゴン車を運転していた36歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

現場は見通しの良い区間。警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

配信2017年11月25日(土) 00時11分
レスポンス
https://response.jp/article/2017/11/25/302934.html